左の薬指と結婚指輪
結婚するまで薬指の指輪はとっておく。そんな女のこもたくさんいます。そして薬指というのはいつしか思いいれの強い大切な指となり、そこに結婚指輪がはまるということはとても大きな意味があるのです。起源はエジプトからとされています。なんでも、ひとの心臓からつながる左手の薬指という解釈なのだそうです。その考えはイタリアローマ人へと受け継がれ、はては現代社会にに通じて。。。
薬指が特別だとは言っても、この広い世界の中、数多くの信仰や歴史の営みの中で、金属の輪っかを結婚指輪としてつける指は必ずしも左手の薬指とは限りませんでした。古代ヘブライは人差し指に、ドイツでは親指にはめた時代も、薬指に着けるというのが西欧的な色彩が強くてどうも…という東洋系カップルはヘ結婚指輪をあえて、薬指ではなく、中指に着けるのもアリなのです。
■金の比重チタンの比重 銀の比重
金の純度の単位は、宝石と同じでカラット。カラットのKがk18のk。
99.9%以上のの純度の金は24金。「K24」。純金ややわらかく加工しやすいが実用には不向き。金の比重19.32 それに対し銀の比重は10.49 金は銀より2倍重たい。チタンは銀の半分以下の4.51
鮮やかな黄金色の金。チタンの落ち着いたグレーな色調とも美しく調和。
18金ゴールドは、24分の18だけ金を含んでいるという意味。75%。金には、強度や硬度を与えるために他の金属を混ぜ合わせます。純度が高ければよいということではなく、ジュエリーとしての実用に耐える強度を保つにはブレンドが必須。
そのブレンドされる金属のことを「割金(わりがね)」と呼び、銀がブレンドされれば青みがかった金に、銅の割合が多いと、赤みの強い金になります。
18金はイエローゴールド。75%が純金で、残りの25%のうち銀と銅がそれぞれ12.5%を占めています。
日本の伝統工芸においても、多様された金。
赤金、青金といった呼び方もあります。
緑がかったグリーンゴールドは、銀が25%。反対に銅だけ25%だとレッド・ゴールドになります。ここに少しの銀とニッケルを加えると、ピンクゴールドになります。残りの25%を銀やパラジウムなどの6~7種類の白い金属で精製すると、ホワイト・ゴールドです。プラチナと同じ銀白色です。かわったところでは、黒味がかったブラック・ゴールドや、柔らかな金茶色のベージュ・ゴールドなどもあります。
銀にまつわるはなし:
昔は銀を制する者が国を制すとされた時代がありました。石見銀山にまつわるエピソードを山陰地方の旅行中聞いた話です。戦国の世、鉄砲を戦いに導入しようと大名たちがこぞって入手を試みた時代、ネックになったのは、鉄砲自体より、火薬の原料。火薬の原料が産出されない日本では海外との貿易でそれを手に入れるしかなかったそうで、良質の銀の産出国だった日本に目をつけたヨーロッパ、当時ポルトガルは日本に渡航し、日本からは銀をその代わりに日本には火薬の原料を入れていたらしいのです。つまりは銀山を独占できた大名は鉄砲もふんだんに使うことができた、国を盗ることができたということでしょうか。
戦国武将にもマーケティングやトレーディングの商才が備わった人が強かったというのは現代にも通ずるお話しかなと思います。
結婚が決まって
これから結婚指輪を探そうと情報収集しているひと。さて、結婚指輪は誰が買うのでしょうという質問を受けました。答えはお互いに贈り合う、です。だからお互いに贈ったしるしとして、ふたりのイニシャルを刻むケースも多いのです。結婚指輪に刻む文字にルールはありません。ふたりの記念したいことをしるしておくひとも多いということ。